学会の活動は、年1回開催する会員による研究発表大会が盛大に行われています。毎年2,000人以上の会員が参加し、2日間にわたって発表・討論が活発に展開しています。
とくに、わが国では幼稚園と保育所とが、文部科学省と厚生労働省の所轄の2元化により、同じように行われている保育の交流がほとんどない状況の中で、本学会では両者の実践者が研究を交流し、その共通化に大きく寄与していることが大きな特性となっています。
会員には、年3回刊行される「保育学研究」が郵送されるとともに、「保育学研究」への論文の投稿資格が与えられます。
極端な少子化の進行する中で、乳幼児の子育てをめぐっては、子育て不安・幼児虐待・幼児人口の減少による幼稚園・保育所での諸問題など保育に対する課題は大きくなっています。こうした事に関心のある方は、日本保育学会会員となり、研究を交流しながら、その方面での社会的活動をなさり、子どもたちの健やかな発達に貢献してくださることをお奨めします。